イミダペプチドとは

イミダペプチドの発見と研究

疲労回復成分として今注目を集めているイミダペプチドですが、それが発見されたのは今から100年以上昔の1900年ごろになります。
初めて見つかったのは哺乳類の骨格筋の中でしたが、その後他の動物からも次々と発見され、中でも鳥類の翼の付け根の部分に豊富に含まれていることから、疲労回復に関係する物質なのではないかと考えられるようになり、研究が進められるようになりました。
その成果が大きく認められたのが、2003年に始まった、産官学連携プロジェクトです。
5つの大学と18の企業、大阪市などが参加して行ったこのプロジェクトでは、23種類の食品成分が検証されたのですが、その中で最も疲労回復に関する効果が認められたのがイミダペプチドだったのです。

 

イミダペプチドとは

イミダペプチドとは、イミダゾール基を含むアミノ酸が結合したもので、ペプチドとはアミノ酸が決まった配列で結合したものをいいます。
イミダペプチドがイミダゾールジペプチドとも呼ばれるのはそのためです。
大陸間を移動するほどの長い飛行を行う渡り鳥や、潮流に乗って常に泳ぎ続けるカツオやマグロといった回遊魚の骨格筋に多く含まれていることが分かっており、そのことから疲労回復に対する効果があるのではないかと思われるようになったのです。
年間3万キロ以上も飛行する渡り鳥が飛び続けることができるのは、羽を動かす胸の筋肉に非常に多くのイミダペプチドがあるからだと考えられています。
このイミダペプチドはもちろん人間の体内にもありますし、体内でも合成されている成分です。
そして、イミダペプチドを摂取することによって、人間も疲労回復が早くなったり、疲れにくくなることが予想されました。
そのことが検証されて以来、イミダペプチドはより多くの注目を集めるようになり、疲れがちな現代人をサポートする成分として期待されるようになったのです。

 

イミダペプチドの摂取

私たち人間が食品やサプリメントなどから摂取する栄養はいろいろありますが、多くの成分はそれを摂取してもそのまま人間の体に取り込むことができるわけではりません。
吸収する際に胃腸で分解されてしまうため、せっかく摂取しても思うように効果を発揮しない成分も多いのです。
その点、イミダペプチドは消化吸収の際にふたつのアミノ酸に分解されるものの、体内で再びイミダペプチドに合成されるため、食品やサプリメントからの摂取によってしっかり体内に取り込むことができるのです。